【ちょっと待って!】新卒1年目で転職する場合のデメリット3選

  • 2022年1月28日
  • 転職
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こんにちは。最近は転職ブームですね。

トヨタが「終身雇用を守っていくのは難しい」と発言したことが以前ニュースになっていましたが、そのあたりから転職が一般的になってきた気がします。

詳しい内容は下記リンクへ

「終身雇用難しい」トヨタ社長発言でパンドラの箱開くか

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/051400346/

実際に私も新卒2年目で転職し、労働環境が改善したので、転職することが当たり前になっていけばいいな、とは思っています。(仕事が合わなくて体調を崩したりしたら本末転倒ですよね)

その反面、転職のリスクを考えずに転職し、うまくいかなかったというケースも多く見ます。

今回は「新卒1年目」という人に絞って、転職に生じるデメリットについて紹介します。

業務経験を積めない

第二新卒は既卒であることを加味できていない

新卒1年目でやめる際の圧倒的なデメリットは業務経験が積めない事です。

これはあまり知られていないのですが、いわゆる第二新卒は扱いが中途採用になります。

中途採用=普通の転職のため、転職した会社では即戦力としての活躍を期待されるでしょう。

もちろん、事前に面接などで「新卒1年目である」「業務経験が少ない」ことをアピールしておけばそういったギャップは多少緩和できます。

ただやはり「業務の内容は一通り知っている」が最低限必要な知識かなと思います。

場合によっては既卒扱いで転職できる会社もあるので、そういったところを探すのもありかもしれません。ただし既卒扱いの場合「未経験でも全然いいよ!」という求人になるので、良い中途採用にならない可能性が出てきます。

次でもう少し深堀します。

良い中途採用にならない可能性がある

もし今転職したい会社があるなら、その会社の求人情報を調べてみてください。

おそらく業務経験として○○の経験 ○年以上などと書かれているのではないでしょうか。

通常この○年は2,3年である場合が多いです。それだけ関われば一通りの仕事はできるからです。

この必要業務経験は大手企業になるほど明確に求められます。中小企業やベンチャー企業になってくると記載されていないパターンも出てきますが、相応の経験を期待されていることは間違いないでしょう。

「面白い!」だけで採用が決まる場合もありますが、ベンチャー企業は大手企業に比べ資金面が弱いので、生産性の低い人員は採用したくない!という思考があることも覚えておくと良いと思います。

いずれにせよ中途採用であれば、即戦力となる業務経験が必要になってきます。

よっぽどのことが無ければ、まずは業務経験を積み(=仕事を覚える)、それから転職を考えた方が、良い結果になりやすいでしょう。

転職回数の上限が考慮されているか

次は転職回数の上限です。私も実際に転職する際にエージェントの人に言われて知ったのですが、転職には上限回数があったりします。

もちろん法律で何回まで、と定められているのではありません。あくまで人事の人が「何回ぐらいを目途」と考えているか、という意味です。

日本の場合、20代の転職は2回が限度。(つまり経験会社数3つまで)それ以上は敬遠される恐れがあるとのことです。

敬遠する理由は

  • 採用しても、会社に長く勤めてもらえない印象が強くなる。
  • 何かトラブルを起こしやすい人物なのではないか。

という懸念が大きいようです。

実際には転職回数が3回以上でも雇ってくれる会社はありますし、それぞれの転職に納得する理由があるなら、それだけで不採用とはなりません。

しかし極端な話、毎年転職する人が面接にきたら、さすがに敬遠されてしまうでしょう。

転職回数が増えるほど不利な要素になってしまうので、今のタイミングが正解なのか考えてみてください。

退職金が受け取れない

会社によっては退職金制度が存在し、規定の年数以上で会社を辞めると、退職金がもらえます。「そんなの大企業だけじゃないの?」と思われるかもしれませんが、中小企業の場合は「中小企業退職金共済」を利用して退職金を積み立てている場合が多いです。

詳しい説明はこちらにありますので、興味があれば見てみてください。

厚生労働省:平成25年『就労条件総合調査結果の概要』を確認すると、従業員数1000人以上の企業は93.6%の割合で、30人から99人の企業は72.0%の割合で退職金制度を導入しているので、あなたの今いる会社も退職金制度がある可能性は高いです。

退職金制度は就業規則や賃金規則などに記載されていますので、まずはそれらの資料を確認してみましょう。

私の場合、「毎月1万円を積み立てており、2年以上在籍したものに退職金を付与する」と明記されていたので、ぴったり2年でやめることにしました。

この場合、毎月1万円×12か月×2年で24万円の臨時収入となりました。こう考えると結構な額ですよね。

「中小企業退職金共済」の場合、最低積立金は毎月5000円なので、会社によって金額に差はでてきてしまいます。しかし、もらえるものはもらっておきたいですよね。

こういったことも加味して、ベストなタイミングで転職すると良いでしょう。

本当に無理なら今から転職活動を。無理じゃないなら業務経験が積めるまでは勤めるのがおすすめ。

いかがでしたでしょうか。最後に、今会社を辞めるべきかを見分けるポイントについて紹介します。

私個人の経験では「学校に行くのと同じような感覚で会社に行けるか」が、ポイントだと思っています。私が新卒で勤めた会社は、大企業の子会社で、労働環境も割と整備されている方でした。しかし自分にとって仕事量が圧倒的に多いと感じる会社でした。(他の人は19時くらいには帰っていたので、私にとって合わない会社だったのだと思います)

その結果、

  • 通勤中に吐き気がする。
  • 自己承認ができず、「自分は本当に仕事ができないな」と劣等感を抱く。
  • 朝会社に行くことが辛すぎて、急きょ休みを取る。
  • 有給が足りないと感じる。
  • 毎日辞めることばかり考える。
  • 何かあった日のストレスが尋常ではなく、飲酒量が増える。

などを体験しました。

最終的には心療内科にも行ったりして、現状の改善に努めたこともありました。

私は今までお話してきたことが理由で、業務経験が2年に達した後に転職しました。良い会社に転職できたので、今は穏やかに生活できています。

しかし、もしメンタルを壊して治療をうけるようなことになれば、

  • 社会復帰が難しくなる。
  • にも関わらず、治療費がかかる。
  • メンタルが原因で退職してしまうと、空白期間

など、悪いことが起こってしまいます。

もし「無理だ!」と感じたら、転職活動を始めてみてはいかがでしょうか。

それではまた。

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管理人は新卒で入った大手子会社を2年で辞め、ベンチャー企業に転職しました。本ブログは「より良い人生にするために、どのように転職すれば良いか」をテーマに記事を執筆しています。最終的にはブログでかき集めた考察を一つにまとめ「天職に転職するための教科書」にしたいと思っています。 最新情報は下記をチェックしてください。

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